ずいぶん見ている、何百回となくさ
じゃあ訊くが、そこの階段は何段あるかね___S・Holmes asked.
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旅は道連れ
なんというか、もっかい出直してくるべきかもしれない……。
ぐだぐだな冒険ストーリーのその始まり。以下。
ジェネレータに魔王或いはそれに準ずるものと、勇者はいるのかな。
(22:10)
ぐだぐだな冒険ストーリーのその始まり。以下。
ジェネレータに魔王或いはそれに準ずるものと、勇者はいるのかな。
(22:10)
「リーダー!」
「はい発言、リディア」
何か文句がある奴は手ェ挙げな、とのアイダの締めくくりと同時に、白きマントを羽織った獣使いのリディアがびしっと元気よく片手を挙げた。傍らに佇む白鳳と白獅子が主に倣うように姿勢を正す。
「我々はパーティで、リーダーがリーダーなことも相分かりました。これから旅に出ることも」
「ああ」
リディアと白鳳と白獅子は揃って小首をかしげた。じゃあ、
「旅の目的は?」
「世界の王の座」
「魔王討伐だよ」
寸暇なく答えたアイダの言葉を上塗りするようにこれまた寸暇なくラデイダが言い放った。リディアとアイダの間に割って入るとラデイダは少し身をかがめてリディアに言った。リディアの肩を両手で掴んで視線を合わせしっかりと言った。
「アイはね、理不尽に世界を征服統治支配しようとする魔王から民を解き放とうと旅に出ることを決めたんだ。同じくこんな世界に憤っていた私もその意気やよしと付いていこうと決めたわけだ」
「何を言ってんだイ。そんなくだらない理由なもンか」
背後からの否定にあーあと苦笑するラデイダを押しやると、アイは自分よりわずかに背の高いリディアを睨み上げるようにした。人形のような花のかんばせも、その胸を張って堂々とした剛毅な態度からの迫力には劣る。意気揚々と声高らかに歌い上げた。
「トップには興味ない。だがアレがあたしより上なのは気に食わない!」
は? ラデイダを除き一同開いた口がふさがらない。つまり、なんだ。現トップの魔王による支配が気に食わないからアレより上に立つ、したらばなんやかんやと結局目的は世界のトップ。なんかしっくりこないがそういう話。
「ちなみにディーは失職中だったからお供にした」
「……。ま、そうだね」
ラデイダがあっけらかんと微笑んだ。
「それで、私たちもスカウトされてきたんですね」
「ま、俺の手腕の見せ所だったね!」
一般のそれとは違って色鮮やかな皮のドレスを身にまとった少女と、ごく普通の布の服を身に着けた赤髪の少年がにこにことしている。その隣には布製の服の上に工具の入ったポケットのたくさん付いたベストをまとった少女。そんな彼らを、とくに赤髪の少年を、アイダはじっとりとみやった。
「オマエ、そうオマエだ。自称旅の一流スカウトマン、アルフェノ! お、ま、え、がパーティ集めは任せろと言い放つから任せてみたらこれ、どういうこったイ! まともなのはリディアぐらいしか――――」
「なんでだよ! 魔女はもういる。あんたはレンジャー。ならあとは戦力になる獣使いとアイテムに詳しい鍛冶師と旅を和ます華でしかも遊び人とくりゃあ文句は――――」
「華ならもう居るんだよ、こーこーにーイ!」
胸元を掴み挙げたアイダとそれに噛み付き返すアルフェノを背に、リディアはラデイダに訊いた。「ところでー」
「なんだい」
「さしあたっての目的は?」
ラデイダは今度こそにっこりと心底楽しそうに笑った。
「勇者探しかな」
なんであたしが面倒を! 魔王を倒すのは勇者だ!とのリーダーのご達しで。
そんなこんなで物語は始まる。
「はい発言、リディア」
何か文句がある奴は手ェ挙げな、とのアイダの締めくくりと同時に、白きマントを羽織った獣使いのリディアがびしっと元気よく片手を挙げた。傍らに佇む白鳳と白獅子が主に倣うように姿勢を正す。
「我々はパーティで、リーダーがリーダーなことも相分かりました。これから旅に出ることも」
「ああ」
リディアと白鳳と白獅子は揃って小首をかしげた。じゃあ、
「旅の目的は?」
「世界の王の座」
「魔王討伐だよ」
寸暇なく答えたアイダの言葉を上塗りするようにこれまた寸暇なくラデイダが言い放った。リディアとアイダの間に割って入るとラデイダは少し身をかがめてリディアに言った。リディアの肩を両手で掴んで視線を合わせしっかりと言った。
「アイはね、理不尽に世界を征服統治支配しようとする魔王から民を解き放とうと旅に出ることを決めたんだ。同じくこんな世界に憤っていた私もその意気やよしと付いていこうと決めたわけだ」
「何を言ってんだイ。そんなくだらない理由なもンか」
背後からの否定にあーあと苦笑するラデイダを押しやると、アイは自分よりわずかに背の高いリディアを睨み上げるようにした。人形のような花のかんばせも、その胸を張って堂々とした剛毅な態度からの迫力には劣る。意気揚々と声高らかに歌い上げた。
「トップには興味ない。だがアレがあたしより上なのは気に食わない!」
は? ラデイダを除き一同開いた口がふさがらない。つまり、なんだ。現トップの魔王による支配が気に食わないからアレより上に立つ、したらばなんやかんやと結局目的は世界のトップ。なんかしっくりこないがそういう話。
「ちなみにディーは失職中だったからお供にした」
「……。ま、そうだね」
ラデイダがあっけらかんと微笑んだ。
「それで、私たちもスカウトされてきたんですね」
「ま、俺の手腕の見せ所だったね!」
一般のそれとは違って色鮮やかな皮のドレスを身にまとった少女と、ごく普通の布の服を身に着けた赤髪の少年がにこにことしている。その隣には布製の服の上に工具の入ったポケットのたくさん付いたベストをまとった少女。そんな彼らを、とくに赤髪の少年を、アイダはじっとりとみやった。
「オマエ、そうオマエだ。自称旅の一流スカウトマン、アルフェノ! お、ま、え、がパーティ集めは任せろと言い放つから任せてみたらこれ、どういうこったイ! まともなのはリディアぐらいしか――――」
「なんでだよ! 魔女はもういる。あんたはレンジャー。ならあとは戦力になる獣使いとアイテムに詳しい鍛冶師と旅を和ます華でしかも遊び人とくりゃあ文句は――――」
「華ならもう居るんだよ、こーこーにーイ!」
胸元を掴み挙げたアイダとそれに噛み付き返すアルフェノを背に、リディアはラデイダに訊いた。「ところでー」
「なんだい」
「さしあたっての目的は?」
ラデイダは今度こそにっこりと心底楽しそうに笑った。
「勇者探しかな」
なんであたしが面倒を! 魔王を倒すのは勇者だ!とのリーダーのご達しで。
そんなこんなで物語は始まる。
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