ずいぶん見ている、何百回となくさ
じゃあ訊くが、そこの階段は何段あるかね___S・Holmes asked.
カテゴリー「snacks」の記事一覧
- 2024.05.17 [PR]
- 2007.10.20 彼女と彼女 Vol.08
- 2007.10.11 黒髪の女の子と僕
- 2007.09.22 つまり形振り構わずであれ
- 2007.07.28 彼女と彼女と Vol.07
- 2007.06.04 彼と彼女 Vol.06
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彼女と彼女 Vol.08
【設定】
音楽祭のミュージカルににっくきジェイさんが出演なさることを噂に聞いた愛柁さん。
そんな愛柁さんがクリスティーヌのオーディションを受けることにしました。
そして……。
もしもオーディションに、
音楽祭のミュージカルににっくきジェイさんが出演なさることを噂に聞いた愛柁さん。
そんな愛柁さんがクリスティーヌのオーディションを受けることにしました。
そして……。
もしもオーディションに、
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黒髪の女の子と僕
いきなりミニ小説。ちょっと不穏当です注意↓
邪魔な者がいれば何時だって、殴って、蹴って、斬って、打って、撃って、そして、『排除』してきた。たいていの『邪魔者』は『上』から指示された奴らばかりで、思えば自分で邪魔だと感じた存在はなかったように思う。自分の周りにいる奴らはただの顔見知りで、自分の感情を振れさせる存在ではなく、話しかけられれば適当に答えて、僕はうまく『いきている』のだと他人に示すための小道具にすぎなかった。
ある日から隣の席に座ることになったのは、黒髪の、黒眼の、大人しそうな女だった。教科書を忘れただの退屈だの面倒くさいだのぶつぶつ無駄に訴えてくることもなく、余計な接触をせずにすむ存在だった。『普通』であるそいつが僕に話し掛けてこないのだから、『普通じゃない』僕がそいつと親しく付き合わなくても、変に思われることはなかった。楽だった。いつも以上に凪いでいた。
でもある時、そいつが、僕に声を投げかけてきて、そうして小さく、笑った。
ぎこちない笑みだったと、その日以来ふとした一瞬に思い出すようになった。はにかむような、というのが正しかったのだと今は思う。隣の席に座っている奴だから、ちらりと眇めてみせればすぐにその横顔が見えて、だから思い出すのは容易だった。色褪せることはなかった。
その日の接触に僕はうまく対応してみせて、すると以来、少しずつ言葉を交わすようになっていった。会話と言うにはまだ遠いけれど、でも同級生の、隣の席同士の男子と女子の関係としては、それなりだったと思う。
そいつはいつも口元に柔らかな笑みを浮かべていたけれど、僕の口からうまい言い回しが出たときなんかに、それはふっと深まった。いつも同じでいつも違う笑みだった。記憶の中の笑みの印象が色褪せることはなかったけれど、比較的古いそれに次々と上書きされていった。すべて覚えていることが難しかった。
しかし別に覚えている必要はなかった。すぐ隣にそれがあったから。
突然、『上』から命令が下った。隣の席の女を『排除』しろとのことだった。いつの間にか席以外でも会話を交わすようになっていた女。覚えはないけれど、何か『上』にとって不都合なことでも、その女に仕出かされていたのだろうか。
分からなかった。その女とは、ただ『普通』に付き合っていただけだった。言葉を投げられて、返して、うまく返せたら今度は笑顔が返ってくる、そんな関係なだけだった。
しかし『上』からの命令は、そんな関係でしかない女を、『排除』しろ、というものだった。命令は絶対だった。
邪魔な者がいれば何時だって、殴って、蹴って、斬って、打って、撃って、そして、『排除』してきた。たいていの『邪魔者』は『上』から指示された奴らばかりで、思えば自分で邪魔だと感じた存在はなかったように思う。自分の周りにいる奴らはただの顔見知りで、自分の感情を振れさせる存在ではなく、話しかけられれば適当に答えて、僕はうまく『いきている』のだと他人に示すための小道具にすぎなかった。
ある日から隣の席に座ることになったのは、黒髪の、黒眼の、大人しそうな女だった。教科書を忘れただの退屈だの面倒くさいだのぶつぶつ無駄に訴えてくることもなく、余計な接触をせずにすむ存在だった。『普通』であるそいつが僕に話し掛けてこないのだから、『普通じゃない』僕がそいつと親しく付き合わなくても、変に思われることはなかった。楽だった。いつも以上に凪いでいた。
でもある時、そいつが、僕に声を投げかけてきて、そうして小さく、笑った。
ぎこちない笑みだったと、その日以来ふとした一瞬に思い出すようになった。はにかむような、というのが正しかったのだと今は思う。隣の席に座っている奴だから、ちらりと眇めてみせればすぐにその横顔が見えて、だから思い出すのは容易だった。色褪せることはなかった。
その日の接触に僕はうまく対応してみせて、すると以来、少しずつ言葉を交わすようになっていった。会話と言うにはまだ遠いけれど、でも同級生の、隣の席同士の男子と女子の関係としては、それなりだったと思う。
そいつはいつも口元に柔らかな笑みを浮かべていたけれど、僕の口からうまい言い回しが出たときなんかに、それはふっと深まった。いつも同じでいつも違う笑みだった。記憶の中の笑みの印象が色褪せることはなかったけれど、比較的古いそれに次々と上書きされていった。すべて覚えていることが難しかった。
しかし別に覚えている必要はなかった。すぐ隣にそれがあったから。
突然、『上』から命令が下った。隣の席の女を『排除』しろとのことだった。いつの間にか席以外でも会話を交わすようになっていた女。覚えはないけれど、何か『上』にとって不都合なことでも、その女に仕出かされていたのだろうか。
分からなかった。その女とは、ただ『普通』に付き合っていただけだった。言葉を投げられて、返して、うまく返せたら今度は笑顔が返ってくる、そんな関係なだけだった。
しかし『上』からの命令は、そんな関係でしかない女を、『排除』しろ、というものだった。命令は絶対だった。
つまり形振り構わずであれ
下の記事と分けました。
以下。【探偵】です。まあよくあるトリックを用いてます。コ.ナ.ンとか。
以下。【探偵】です。まあよくあるトリックを用いてます。コ.ナ.ンとか。
彼女と彼女と Vol.07
愛柁せんぱいとラデイダ先輩です。
それからガブリエルくんと謙二くんです。
やっぱり唐突なのでなんともいえないかんじです。
チャットに参加していたら日付が変わってからの投稿です(笑)
とりあえず一週間はにげきりました。
陰に潜む鬼にみつからぬよう、気を抜かずにいこうと思います。
訳わからんよね。うんきっと二週間後位の自分もそう思ってる。
やっぱり時間的よりも肉体的にきついかんじ。つかれた。
それからガブリエルくんと謙二くんです。
やっぱり唐突なのでなんともいえないかんじです。
チャットに参加していたら日付が変わってからの投稿です(笑)
とりあえず一週間はにげきりました。
陰に潜む鬼にみつからぬよう、気を抜かずにいこうと思います。
訳わからんよね。うんきっと二週間後位の自分もそう思ってる。
やっぱり時間的よりも肉体的にきついかんじ。つかれた。
彼と彼女 Vol.06
ヴィータとリディア。ひさびさびさ。
ギャグです。だって笑えてくるよ。
あっはっはっは、…っ勘弁してくれ…!(ギャグではないです)(笑いごとでもありません…笑)
ギャグです。だって笑えてくるよ。
あっはっはっは、…っ勘弁してくれ…!(ギャグではないです)(笑いごとでもありません…笑)